クルーズのアウトドアツアー

cruise.exblog.jp
ブログトップ

トラキア

かったるい話はどうでも良いのですが、少し触れさせていただきます。


大陸に肩を寄せ合うようにすみ分けた民族国家と日本のように完全に海によって隔てられた民族とでは民族の歴史、自分たちのアイデンティティーに対する意識が全然違うことを感じます。
ドイツでも、フランスでも、ルーマニアでもそうでした。
皆、自分の国を誇る言葉が出てきます。
プライド、証などを求め確かめる意識だと思います。

ある東欧の方に聞き難いと知りつつ聞いたことがあります。
「不愉快であれば答える必要はありませんが、あなたにとって、多くの国民にとって共産主義時代とはどんな時代たったのでしょう?良い時代?悪い時代?どちらとも言えない?」

「ナイトメアだ・・・」

多分、共産主義は彼らが大切にしてきたカルチャーを否定し奪ったからではないかと想像してます。


自分がどこから来た人間でどこに住んでいて誰なのか?
私達は日本人であることをそれ程強く日常で感じませんが、民族が入り乱れ、激しい戦いの歴史を持つ国々に住む人々は常に意識していることなのかもしれません。
ただ、最近は尖閣諸島の問題で私達の意識も変わりつつあるかもしれませんが、欧州の人々から見れば甘いかもしれませんね。



ブルガリアに最初に住んだとされる民族はトラキア人だそうです。
宗教は自然崇拝、仏教が入ってくる以前の日本人と同じ、ついでにロシアのツングース系民族と同じです。
高度な手工業技術を持っていて、金細工が有名ですが、私が見たのは大変重みのある墳墓の石の扉跡でした。
a0010971_1019445.jpg
観音開きの扉のレールですね。
こんなことを紀元前数千年に行っていたということが恐るべき事実です。
SF的な空想をしてしまう位、私はこの墳墓に立ってみて揺れ動く心を感じました。

アンゲルが「彼らは残念ながら文字を持たなかった。だから詳細が分らない・・」と話してくれました。
「きっと文字なんかいらない民族だったんだよ。もしや宇宙人が一時的にここに舞い降りたんじゃないか。」

戦争が人類に発展を与えると聞いたことがあります。
生き残るため、勝つために必死で考えて行動するから。
トラキア人もきっとそうだったのかもしれません。

a0010971_10271745.jpg
トラキアの墳墓から眺めるトラキア平原です。
どの国でも墳墓や城は丘や山の上に作られ、そこからの眺めは支配者の物なのでしょう。
当時から多分景色の一番いい場所を選んで建造されたのではないかと思います。

この墳墓はスタロセルと言うワイナリーから発祥した素晴らしいスパリゾート近くにあります。
散歩がてら古代ロマンに思いを寄せながらこの墳墓を訪ね、トラキア平原の絶景を堪能いただけます。
[PR]
トラックバックURL : http://cruise.exblog.jp/tb/17569804
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by cruise_tour | 2013-04-05 10:33 | ブルガリア | Trackback | Comments(0)

海外バイク ツーリングを始め、アウトドアを主体とした旅の魅力をお届けします。


by cruise_tour