表と裏
言ってはいけないことは言ってはいけないのですね。
自分が上手く立ち回るためもありますが、大切なことはお相手への礼儀、労り、親愛の情があればそこは大人の判断で事実や真意と異なる言葉を使わなければなりません。
しかし、心に相反する言葉を頻繁に使っていますと精神的に病んでくるのではないでしょうか?
鬼平犯科帳ご存知だと思いますが、盗人頭で現役引退後に今で言う「孤児院」を作った人がいたそうです。
悪の限りを尽くした人間の中には良心の呵責に耐えかねてそういう行動を取る人がいるのでしょう。
或いは地獄へ行くことが怖くなったか。
自然の中に身を置くと人間はどうなるか・・・・?
自然のアクティビティーは嘘がありません。
全て真実であり、時には人間や生物にとって受け入れがたい活動もあります。
自然には表と裏を使い分けることがない。
苛酷で容赦ないこともありますが、嘘が無いことは確かです。
先日ロシア人3名とお会いしました。
話題はツアーの話ですが、その中で彼女らの一人が話していました。
「日本人は本当に自然が好きですね。」
そんな印象を耳にすることが意外でした・・・・
以上で大体何を申し上げたいかがお分かり頂けると思います。
自然を舞台に如何にリラックスするか、できるか?
それが健全な精神を忘れず、或いは復活させる行為になる・・・のではと考えております。

嘘が無い真実の世界・・・・・
手前の品のあるカラフルな花々
真ん中には大雨でできた幻の湖
緑のフィールドを走るライダー達
美しい曲線を成すヘンティーの山々

二羽の白鳥は偶然の産物
幻の湖が現れ、そこにつがいの白鳥が現れ、日本からやってきた旅人が現れてこの情景が出来上がりました。
今年のヘンティーフラワートレックではどんな贈り物がやってくるのでしょう。
それは誰にも見えない、これから始まる無数の偶然が重なってできる出来事です。
未知の世界は不安だ!と言う気持ちが今までのツアー(※当社比)の主流でした。
しかし、これからは未知の世界へ楽しみや心に納めておくことができない位の期待のみを持って入っていただけ
るようにしたいと思っています。
自然は表と裏が無い
人間は表と裏を使い分けなければならない
使い分けに疲れたら自然の懐へ向かう・・・・・
展開としてはやや苦しいでしょうか?