シルクロード|アライ渓谷
ここは小さな盆地、または大きな谷と表現できる土地で、標高は3000mです。
東西200キロ、南北20キロと言う数字ですが、その場では「だだっ広い平地」と言うイメージです。
アライ渓谷の南はパミール高原の北の縁に当たり、レーニン峰(7,150m)を中心に6000m峰や5000m峰の壁となっています。
現地ガイドのピーターさんが話していましたが、
「ふつう、山は2000メートルの壁があり、3000mの壁があり、どんどん超えて最終的に7000mの壁に辿り着くものだが、ここは3000mからいきなり7000mの壁が立ちはだかる凄い所だ。」
この谷は現地ではチョイ・アライと言われます。
チョイアライは200キロに渡って5000m~7000mの壁が南にあり、北にはちょっと低いのですが、4-5000mの山々が連なるアライ山脈に挟まれた稀に見る壮大な山の景色が楽しめる場所です。
季節が早いので山々も平地も真っ白ですが、アライ渓谷からの風景をご覧ください。
シルクロードは現在舗装され、完全な近代の道に生まれ変わっています。
その舗装化されたシルクロードを中心に、パミール・アライ山脈の麓へ向かい、再びシルクロードの村に戻る谷を回るツーリング・ルートを予定しています。
4日間は常に高い峰々の景色と共に在ります。

こちらは谷の南側のアライ山脈です。

シルクロードからキジル川を挟んでトランス・アライ=パミール・アライ山脈。

村とパミール・アライ山脈。

連なるパミール・アライ山脈を撮影してみました。
この山脈の特別な地勢を感じ取っていただければと思います。

パミール・アライ山脈を背景にヤクの群れ。

レーニン峰の画像はもう少し東からの物が多いのですが、これは西側から撮影しました。
4000mに匹敵する壮大な壁です。
富士山のすそ野を急峻にして、その山々が200キロに渡って山脈を成していると思って下さい。
しかし、多分想像できないでしょう。