クルーズのアウトドアツアー

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カテゴリ:旅人たち( 130 )

旅に出ると必ず夜がやってきて、どこかに泊まることになります。
宿泊はとても大切なもので、それ自体が旅行と言える場合があります。
皆さんが旅の計画をなさる場合はほぼこの問題をお考えになるでしょう。
そして旅の手段がバイクの時、バイクツーリングに適した宿を想像し、情報を集め、予約をするか、場所をチェックするはずです。

インターネットは大変便利なもので、例えば2日後のドイツの田舎町の宿を日本で手配することもできます。
昔のことを考えると私には驚異でした。
しかし、インターネットでは検索できないもの・・・・
それはホスピタリティーであり、その宿に滞在した時のそれぞれの方が感じる印象。

インターネットの口コミを見ると、同じ宿でも良もあれば不可もあり、愚痴に近いものもあります。
建物が粗末でも丁寧で親切であれば、いい宿にもなりますし、設備が抜群でも対応がつっけんどんであれば悪い印象が残る。
人それぞれです。
人間の感じ方は千差万別でデジタルに置き換えるには限界があります。
だから面白いし楽しいし、限界を知らない広がりを持つのだと思います。
人間万歳!アナログ万歳!
と言うと大袈裟かもしれませんが、私はアメリカ的な均一化された宿やフランチャイズレストランは最初は良いと思いますが、いずれ味気なさを感じると思います。
この辺、小田実の「何でも見てやろう」に細かく書いてありますのでご覧下さい。


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黄色のべスト着用されている方はブルゴーニュのガイド、ジルさんです。
ブルゴーニュ・ツーリングでは2泊をジルさんの民宿に泊まりますが、素朴ながらホスピタリティーに包まれています。
ジルさんは空港管制官ですが、毎日ユクソーの自宅から勤務先のリヨンまで片道160kmをバイク通勤しているそうです。
どんな方かある程度プロファイリングできるでしょう。
インテリですが、独特の考え方、オリジナリティー、行動力、強さを持っている方です。
杉山さんの通訳を挟んで印象に残る会話がありました。
ジルさんの家庭でいただいたお料理があまりにも素晴らしいので料理の話の展開で、
「最近の日本人の中には食事の代わりにサプリメントだけという人がいる。」
と話したところ悲しそうな顔をして頭を振り、
「残念なことです。」
との反応・・・・
フランス人も食事をとても大切にする人々だと感じました。
そしてそのディナーの時にワインを開けたのですが、とたんにジルさんは不愉快な顔をし奥さんにクレーム・・
「このワインはダメだ。」

私にはとてもおいしく、何が悪いのかが全然わかりませんでした。


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ジルさんご家族とツーリングにご参加いただいた皆さんです。
幸せそうな家庭にちょっと嫉妬心を抱きますが、お客様をこのような所へご案内することは通常のツアーでは中々できません。
バイクツーリングだからこそ演出できる状態です。
そしてこれこそがバイクツーリングだからこそ得られるハイライトです。
少し前であれば何故かを理屈で説明していましたが、今はそれを説明する気持ちが起きません。
業者の論理は業者が把握していれば良いのであり、お客様は感情と想像力でその理由(長所)を感じていただければ十分と思っています。
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by cruise_tour | 2011-04-02 10:12 | 旅人たち | Trackback | Comments(0)

分水嶺・ヘンティー山脈

分水嶺

これは説明や定義が難しいようですが、簡単に言うと一つの大陸や島を二つの川が分ける山(地点)。

例えば、アメリカ大陸を東西に分けるラインを大陸分水嶺と呼び、イエローストーン国立公園内には西へ流れコロラド川に注ぎ、カリフォルニア湾=太平洋に流れる源流とミズーリ川を経てミシシッピー川に注ぎ、カリブ海=太平洋に注ぐ源流がとても近い地点にあります。

ほんの少し位置を変えただけでその水は全く違う方向に流れ全く違う海に注ぐ・・・

人それぞれですが、壮大なロマンを感じませんか?

同じチベット高原に源を発しながら片や西へ向かいインド洋にそそぐ川=インダス川と東へ向かい南シナ海に注ぐメコン川・・・・
ちょっとしたことで全く違う方向に行ってしまう、まるで人生のよう。


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写真は昨年のGWにバットシレット・ツーリングを旅された佐々木節氏のものです。
オノン川か多分その支流と思われます。

帰国報告の際に佐々木氏の話に大変興味深いものがありました。
「ヘンティー山脈は太平洋と北極海の分水嶺なんですよ。」
「え・・・・・・」
「同じ山々から流れ出る川なのに、オノン川はアムール川につながり、オホーツク海=太平洋に注ぎ、トゥーラ川はバイカル湖を経てエニセイ川となり北極海に注いでいるんです。」
「あれ、バイカル湖って海につながってるんですか?」
「途中の川の名前は忘れましたが、一か所バイカルから流れる川があり、エニセイ川につながっています。」


ユーラシア大陸を二分し、北極海と太平洋に注ぐ川の源流がヘンティーにある。


偶然と言うか不思議なめぐり合わせと言うか、気の遠くなるようなお話と言うか、何とも言い難いのですが、色々想像すると楽しくなってきませんか?
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by cruise_tour | 2011-03-29 09:56 | 旅人たち | Trackback | Comments(0)

アドベンチャー

既に過去に何度かご案内しておりますが、改めてモンゴル・アドベンチャー・ツーリングに関してご案内させていただきます。


バットシレット・ツーリングa0010971_10534688.jpg
バットシレットはウランバートル北東部ヘンティー山脈を越えたオノン川沿いに位置する町です。
ロシアとの国境までは50KM程しかありません。
このルートは何本もの川とたくさんの湿地が予測されるため、過去に実施したことはございません。
ヘンティー山脈内では一度、「アラウンド・ザ・ヘンティー」というコースを作りましたが、サポート車両が立ち往生するため、それ以来ヘンティー山脈内で長距離を走るツーリングは実施したくてもできませんでした。

丁寧にお話しますと、2005年と2006年に実施したハギンハル・アタックは短距離アドベンチャー、ヘンティー・フラワー・トレックは女性エクスクルーシブですので今回の長距離アドベンチャーとは想定するテーマが全然異なります。

以上の前提でヘンティー山脈エリアの長距離アドベンチャー・ツーリングは私自身頭の中から外して考えておりました。

ところが、2008年にC.C Mr.という若きモンゴル人とコンタクトをするに至り、彼のプランの中にバットシレット・ツーリングという、モンゴル・フリークであれば気にならないはずがないコースを見つけました。
「これ下さい!」
という気持ちで彼と話を進め、とんとん拍子で一本目のツアー実現に至りました。
最初彼は言ってました。
「あなたはUBの東に興味はないのか!?西方向と南へ向かうツアーはたくさんあるが北東マウンテンツーリングが無い。やらないか?」
「あります、あります♥」


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昨年のGWに実施されたツアーです。
ご覧の通り、雨が降らない時期でさえ、こんな場所を複数回越えなければなりません。
右手前の簡易橋は当たり前の装備に見えますが、このエリアならではの必要な装備でしょう。
只でさえ積載荷物が多いモンゴル・ツーリングに置いてはヘビーな装備だと想定しています。
そして正にプロの世界・・・・・・・・・・・・・これ自体がお客様へのショー的な要素を含んでいることをお察し願います。
個人的にはアメリカナイズされた若者の、ゲーム的な凝った世界だと思っていましたが、現実を知ると単なる頭でっかちの理想像ではなく、現実に即したアレンジであると評価しております。


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右側の長身の男がMr.C.Cです。
表裏の無いストレートな性格です。
私も一応日本人の端くれですので、遠回しにファジーな話の持って行き方を当初はしていましたが、白人同様、中途半端なやり取りや、どっちつかずの玉虫色のやり方に嫌悪感を示され、彼ら同様のストレートなやり取りをとっています。
地震発生のちょっと前に
「日本へ行きたいがお前の都合はどうだ?」
との申し出があり、喜んでいたところ、悲劇が発生して無期限延期になっています。


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これなのですよ、ヘンティー山脈の深部は・・・・・
彼のサービスの特徴は機動力ですね。
それなくして深いヘンティー山中のワイルドな自然を楽しみながら走破することは難しいです。
幹道を通ればいけないことはありませんが、高速道路と下道の違いがあります。
人間の知恵と最新の装備でアドベンチャーを楽しむというショー的アドベンチャー・ツーリングです。


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スタッフが操作しているジャッキがいかします。
ちなみにレポートでは1台の4WDのリアサスペンションのコイルが折れて、しばし3サスペンションで走ったそうですが、衛星携帯でUBからスペアを持ってこさせたそうです。

このサービスのレベルは高いと判断しておりますが、元々白人のお世話が主体でしたので、彼らが喜ぶような派手な(メリハリの利いた)サービスとなっております。
場合によっては白人ライダーが同行する可能性があり、実際に昨年は一本インターナショナル・ツーリングになりました。
勿論日本語通訳同行は標準サービスと考えています。

ということで、トラディショナルなサービスと新しいサービスは並行して2008年から運営しております。
これらの複数のサービスのどちらを選ばれるかは、私ではなくお客様のご判断(多数決)が決めることと考えております。

ツアーをお選びになられるためのポイントは現在整理しております。



良いサービスを提供するためには健全な競争が必要です。
競争とは単なる他者のコピーではなく、自分の経験と誇りと能力に発する、お客様の喜びを第一に考えた、独自のプランやサービスであり、モンゴル・ツーリングの将来にとって欠かせません。


モンゴル・ツーリングはインターネットが登場して以来の大きな節目に来ていると考えており、過去のお客様の動向を拝見しておりますと、過去の栄光は過去のものでしかないとの判断に至りました。

以降、皆様それぞれのご判断をいただけるよう明確に情報発信をさせていただきます。
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by cruise_tour | 2011-03-26 17:25 | 旅人たち | Trackback(1) | Comments(0)

男の旅人と女の旅人

未だ災害の余波は続いていますが、それでも先程、被災地で行われた卒業式の様子が放送されていました。
生きている私たちは亡くなった方のことを思い、その方のご家族の気持ちを思い、着の身着のままで命からがら避難所に身を寄せている方々の苦痛を考えながらもやってくる時間を過ごすことが宿命とされています。

地震の巣の上に乗っかっている日本列島・・・・・いつ自分が被災者となってもおかしくないことを念頭に時の流れをただ過ごすのではなく、一人でも多くの方の喜びを念じて何かしらの与えられた活動をして行くのでしょう。




対比=コントラスト

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男性の友情とは狩りを成功させるために生まれたそうです。


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女性の友情とは男から子供を守るために生まれたそうです。


上の二枚の写真でお伝えしたい"対比"が一つあります。

冬と夏。
仏頂面と笑顔。

これらの違いを割り引いたとして、皆様はどちらの写真の方が明るさを感じますか?


今の瞬間、そしてこれからやってくる間近の時間に必要なのは牙を剥いたマザー・ネイチャーのパワーを融和吸収し、それを越える明るさの発散ではと考えています。
もちろん、トイレットペーパーとガソリンも必要ですが、物は待てば入ってくるでしょう。
明るさは意識しないと手に入れられませんし、明るさを発している源へ近づく必要があると思います。

もっと光を!
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by cruise_tour | 2011-03-17 14:20 | 旅人たち | Trackback | Comments(0)

ロシアからの旅人・・・

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雪模様ですので寒い国の話を・・・

ロシアのイメージってどうでしょうか?
新聞の世論調査などを見れば自ずと予測が付きますね。
しかし、リビアやイエメンなどに比べれば皆様のロシアに関する知識量は数倍あるでしょう。
ロシアを知らない日本人はあまりいないはずです。
何故か?
答えは簡単、隣の国だからです。

私のロシアとの出会いは2005年でした。
それまでに知識はソビエトを含めてたくさんありましたが、実際に現地を訪れると違いましたね。
何が予想外か・・・・・・・・・?
ロシア庶民の優しさ、フレンドリーさです。
例えば、ハバロフスクの不良のたまり場のようなゲーセン&バーの様なお店のボーイでさえ、優しかった・・
ちょっと驚きました。
素朴なのですね。
国家は覇権的に見えますが、庶民は違います。
どこの国でも同じかもしれませんが、発展途上にある国は特に心が豊か=ノーマルです。


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彼は現在日本に住んでいます。
近々会える予定なので楽しみです。

タイガの森で彼に通訳を頼んで良かったことが幾つかあります。
男の子の通訳は気を使わないので良いかもしれません。
しかし、彼は若いです。
電子機器を大切にしていました。
タイガの森=アナログの世界で唯一苦しんでいた人かもしれません。

「早川さん、明日猟師小屋へ行きますが、携帯の電波が入りますよ!忘れないで携帯持って行ってください。」
と嬉しそうにちょっとしたニュースのように教えてくれました。
しかし、私は完全にアナログ人間、携帯が使えないことの幸せを噛みしめていました。

猟師小屋に到達する頃、彼はさっそく携帯をいじっていました。

「ああ、入った!でもこの電波は中国からですね。」



私としてはどうでも良いことが、若いIT世代、携帯世代にはとても大切なのだということを感じました。
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by cruise_tour | 2011-03-07 17:25 | 旅人たち | Trackback | Comments(0)

男よ!立て!!

桃の節句は無事終了したようですので、今日は男の世界を・・・・・


「男の一生は、美しさをつくるためのものだ。俺はそう信じている。」-土方歳三-

この名言の「美しさ」とは何を意味するかが問題ですが、それはそれぞれの解釈があるでしょう。

**美しさとは死を覚悟してでも戦う姿
**自分が信じた大義に、何があっても向かうこと

など。

要は、容姿や薄っぺらい体裁や面子、年収がどうの、所有車のレベルがどうの、地位がどうの、勤めてる会社の知名度や規模がどうのではない。

自分が生まれて経験して、価値を見出し、ステップアップし、他人のためになる、大きく言えば社会のためになると信じた仕事や行動を、馬鹿と言われても、嘲笑われても、経済的に見合わなくても継続する精神的強さでしょう。

土方歳三は百姓の生まれで武家になりたかった。
そして武家になり、主君のために最後まで戦った。
彼にとって負ける勝はどうでも良いことで、徳川家のために最後まで働くことが、彼にとっての美しさだったのだと勝手ながら解釈しています。



一転して・・・・・・・・・
男の真剣な遊びの世界=美しさだと思います。
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大の大人が何やってんだか・・・・・・・・・

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これはもう走るというより、歩くと言った方が良い状況です。

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周りはこれを見て笑いますが、本人は真剣そのもの・・・・・・・・・・自らを振り返れば意気投合できると思います。

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無駄なことに金使って何が面白いのか・・・? 

と、一見して無駄な労力と金銭を消費してクリエイトする高尚なホビーの世界。
ユーモアを理解できる高レベルのマインドをお持ちの男性が泥だらけになってはしゃいで楽しむ。

海外ツーリングに興味のない皆様は知る機会がないと思いますが、こういうことやる西洋人は社会的地位の高い方が結構多いのです。
医師、弁護士、上場企業、会社経営など表には出しませんが、聞いたら「えっ!?」という仕事をされている人が多いです。
人種差別的な態度をあからさまにする凡人的、視野の狭い西洋人はこういうツアーには参加しません。
こういう遊びをユーモアとしてとらえ、価値を見いだせる視野の広い、フレキシブルなマインドをお持ちの人々の世界になります。


以上を踏まえて新しいページを作りました。

「世界のツーリングパートナー達」」


尚、ノーザンタイランドのウォルフガングはレインシーズンのエンデューロ1ツーリングの路面状況を次のように表現しています。

Upcoming Tours - glorious mud, some showers in the afternoon, warm:

06 - 11 Jun 2011: 6 days / all available
04 - 09 Jul 2011: 6 days / all available
01 - 06 Aug 2011: 6 days / all available

赤字の単語"glorious mud,"が笑えます。
正にジョークの世界。

glorious を辞書で引いて見て下さいね。



そっと追加・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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泥だらけの男、これ私です。
皆様に、けしかけているだけだと思われると心外ですので、自ら実践していることをお知らせします。
まあ、私なんぞは一般的に言えば、技術的ビギナー=ペーペーです。
でも楽しむという気持ちでは負けません。(勝ち負けの問題ではありませんが・・)
右側のウォルフガングが私の泥だらけの姿を見て喜び勇んでいました。
にやけた顔がお分かりいただけるでしょうか?

左側の顔半分映ってるのがインド人エンフィールドライダーのラジーブです。
ダートを知ってもらいたくて招待しましたが、これ以来彼はダートの虜です。
今はエンフィールドツーリングからは手を引いて、インドでダートツアーを実施することを目論んでいます。


上手いだの下手だの、経験がどうの、知識がどうのと言う区別や心理のぶつけ合いが典型的なライダー心理でしたが、今はだいぶ変わったと感じています。

どう楽しむか?

心の底から湧いてくる、ユーモア、喜び、興奮、幸福感、充実感・・・・・・・・・・・・・

競い合うならこれらの心理を競い合うべきでしょうね。

外向きな競い合いでしょ!?


といいつつ男はいつでも、どんな場面でも競い合う生き物だということは理解しています。
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by cruise_tour | 2011-03-04 10:12 | 旅人たち | Trackback | Comments(0)

インド・ツーリング

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一番左の方はソハンさんと言いまして、当社提携現地エージェント責任者です。
流暢な日本語を話すソハンさんは3月に来日されるらしいです。



出会いと言うものは積極的に求めてもダメな場合もあり、望まなくてもやってくる場合があります。

ソハンさんとの出会いはとても自然でした。

相性が合う人との付き合いは、飾らなくても、長大な時間を共に過ごさなくてもいい結果を導き出してくれます。
不思議ですね・・・・・

気を使って、長時間共にしても信頼関係を築けない付き合いもあり、一年に2、3度の自然な付き合いでも素晴らしい結果が出る付き合いもある。
どうしてだろうと考えてしましました。



昨日はちょっと刺激される良いことがありました。

大きな決断をしたある男の話・・・・・・やる人はいざとなるとやりますね。
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by cruise_tour | 2011-02-08 12:11 | 旅人たち | Trackback | Comments(0)

旅人のバイブル

「小田実・何でもみてやろう」

1932年(昭和7年)6月2日 - 2007年(平成19年)7月30日)の作家さんで、「なんでもみてやろう」は旅人のバイブルと言われる本です。

小田実は私の印象では、庶民を擁護する知的ファイターです。
田原総一郎とか高野孟と同じようなイメージです。

思想的な難しい話は抜きにして、この本、大変面白いです。
「何でも見てやろう」の旅の動機は「見聞」ですが、50年前に描かれた本であるにもかかわらず、現代先進国の病巣を的確に表現している気がします。


ニューヨークの摩天楼を「我々の文明が20世紀になって辿り着いた(行き詰まったと見るのも自由だが)極限の形を最も端的に象徴しているもの」と表現しています。

「エジプトのピラミッドやパルティノン神殿とも違う馬鹿でかい大きなもの」とも言っています。


真実を追及する数少ない日本人インテリ層の一人であり、その作品です。



作家と言われる人々・・・
小説と言うもの・・・・
これらは物語を単純に楽しむものでもありますが、そこに隠された、ちらちらと見える、批判や皮肉や漠然と言えば思想的なものを読むものでもありますね。


例えば映画ですが「サウンド・オブ・ミュージック」ご存知ですね。

表の流れはトラップ家とマリアとの愛情の物語ですが、裏側にはユダヤ人が力を握るハリウッドの反ナチ・プロバガンダです。


旅は旅人によって幾らでもバリエーションが広がる無限のものであると感じています。


そんな深い旅をこれからご案内できればうれしいですね。
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by cruise_tour | 2011-02-02 16:24 | 旅人たち | Trackback | Comments(0)

旅を語る土曜の一時

ほんとに寒いですね・・・・・・・・・・・・・・
あの暑い夏はほんとにあったのかと考えるくらい、不思議な気持ちにさえなります。


先週の土曜日はお二人と語り合う時間をいただきました。
お一人はインターネットで、もう一人は昔ながらのアナログ・ミーティング。

両方とも楽しい一時でしたが、そこで得たものと感じたもの・・・・・


【得たもの】
スマートフォンの素晴らしさ。
これさえあればPC不要で大抵のことができるそうです。
実際に企業の携帯サイトは不要間違いなしです。
PCと異なるのはキーボードが無いことですが、その内に音声で文章が書けるようになるでしょう。
コーヒーショップ店内では皆ブツブツ言う日がくるかも?
しかし、縦に持ったスマートフォンを横にした瞬間に画面も90度回転して横広がりの水平になる機能が素晴らしいです。
引力に反応しているのでしょうか?

京の冬の魅力
京都は多分世界にも稀にみる由緒ある木造建築の町でしょうね。
二次大戦でアメリカ軍が京都は爆撃対象から外したと聞いていますから、それ位の価値があるのでしょう。
旅人の報告は暖かさを強調することで京の冬の寒さを表現したようにも見えます。


【感じたもの】
人はそれぞれ個性を持っていて、それを知ることや、自分の考えを話し、伝えるものですね。
そして、その時に思ったのですが、人は自分の意見を聞いてそこから新しい考えや思考を生み出すものでもある。
これを「他人に影響される」と言うのかは分りませんが、自分は他人によって少しづつ変えられていく、そして他人も自分によって少しずつ変えられていく、と感じました。

但し、ここで大切なことは双方がお互いに興味を持っていることです。
興味無い同士が何日かけて話をしても何も生まれません。
お互いが興味を持てる時間をどうやって作るか・・・・?



ということで、今週は新しい企画2つをご案内させていただく予定です。

一つはカンボジア、二つ目はフランスです。
モンゴルはしばらくお待ちいただけますようお願いいたします。

少しでも興味をお持ちいただければ幸いです。
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by cruise_tour | 2011-01-17 10:09 | 旅人たち | Trackback | Comments(0)
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インドツーリングのバックアップ・スタッフです。
サポート・スタッフと言う言葉が親しみやすいかもしれません。

【左】:ソハン さん
現地総合責任者、日本語べらべらです。

【中】:ジーランダー さん
ソハン さんの部下でバックアップ・カーのドライバーです。

【右】:モンナ さん
バイク・ショップ社員で、ツアーではメカニックを担当。

インドでのツアーは種類がたくさんありますが、総じてインド人との触れ合いが無い旅は面白みに欠けるでしょう。
インド人とのやりとりは多かれ少なかれ冗談のやり取りになります。
演芸場へ行って入場料を払ってコメディアンの評価をするのとは異なる、ご自身が冗談の渦の中に巻き込まれるリアリティーの世界です。

時にボケであり、ツッコミである・・・
真剣そのものの心理状態から突然笑いの世界にトランスすることもあります。
「気が付けば自分が主役・・・」腹の底から笑いが湧いてくることも。
怒りも冗談に、悲しみは多分ないでしょう。

こんなに面白い国は中々見つけにくいです。
簡単には説明できないので徐々にと思っております。



【例】
ある列車内で私は通路側の席に座りました。
窓側は10歳前半の女の子の一人旅。これ自体凄い!
私は日本から持参した日本酒を飲みました。
すると女の子が険しい顔で
「それ何の匂い?」
「ああ、これはジャパニーズ・ワインだ。」
「ここは一等よ!お酒はやめてくれる!」
「アイ・アム・ソーリー!」

直後に食事が配膳されました。
隣の女の子にも・・・・・
可哀そうにその子は私へのクレームで心はイッパイ・イッパイだったのでしょう。
トレイを掴み損ね、トマト系のスープを自分のサリーにこぼしてしまいました。
相当焦った動作でした。
見かねた私は持っていたティッシュを彼女に渡し、彼女は黙って受け取り、汚れを拭き取っていました。

THE END


この物語はこれだけでは面白くもなんともありませんが、後から思い返すとほのぼのとした笑いがこみあげてきます。

インドの少女に「あっぱれ!!」

さて、ボケは私でしょうか? インドの正義感強い少女でしょうか?
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by cruise_tour | 2011-01-08 12:08 | 旅人たち | Trackback | Comments(0)

海外バイク ツーリングを始め、アウトドアを主体とした旅の魅力をお届けします。


by cruise_tour